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肺癌が疑われたら

 

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Q12. 「肺癌の手術は痛いのでしょうか、全身麻酔なのでしょうか」

 

 

 

 

 

A.

 

診断を目的とした胸腔鏡下生検では体の負担を軽くするために、

 

3箇所の小さな切開(1-2cm)で手術を行います。

 

手術は全身麻酔下に行います。

 

 

術中迅速診断にて肺癌(非小細胞肺癌)と診断された場合、

 

標準外科治療として肺葉切除、リンパ節郭清を合わせて行います。

 

 

東京大学医学部附属病院では原則として15cmほどの切開を置き、

 

開胸下に手術を行っています。

 

肺癌の手術を胸腔鏡下に行うことは可能ですが、

 

手術(とりわけリンパ節郭清)が不十分になる恐れがあります。

 

確実な方法で肺癌を治療されることをお勧めします。

 

 

開胸手術の場合であっても、麻酔をはじめとした疼痛コントロールの進歩により、

 

ほとんどの方は手術翌日には病棟を歩行することが可能です。

 

 

一方、高齢者や合併症を有する患者では耐術性の観点から

 

系統的なリンパ節郭清を控える必要があります。

 

また近年CTを用いた肺癌検診で発見される小型・早期肺癌の場合、リンパ節への転移は稀です。

 

 

東京大学医学部附属病院ではこれらの症例に対して積極的に胸腔鏡下肺葉切除を行っております。

 

 

 

 

 

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