Q11. 「肺癌の手術(肺葉切除、リンパ節郭清)は危険なのでしょうか」
A.
胸腔鏡下生検に伴う合併症の頻度は極めて低く、安全な手術であるといえます。
一方、胸腔鏡下生検により肺癌(非小細胞肺癌)と診断された症例に対しては
標準外科治療(肺葉切除、リンパ節郭清)を行います。
肺癌手術によって術後30日以内にお亡くなりになる割合(死亡率)は、
2005年1年間の日本国内集計では0.5%と報告されています(文献21)。
すなわち、肺癌の手術は安全であるといえますが、
リスクはゼロではないことをご理解ください。
また合併症の頻度は患者さんごとに異なります。
あらかじめ担当医から十分な説明を受けましょう。
肺癌が疑われたら