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肺癌が疑われたら

 

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□ CTガイド下肺針生検

 

 

 

CTを用いて位置決めをした後、局所麻酔下に体の表面から針を刺して病変の一部を採取します。

 

合併症として気胸(15-25%)と出血(2-6%)があります。

 

またまれに空気塞栓、腫瘍播種(癌細胞をばらまいてしまう)といった合併症がみられます。

 

 

検査は入院して行います。

 

特別な合併症がなければ検査翌日に退院となります。

 

 

気胸の程度によっては胸腔ドレーンを挿入する処置が必要となります。

 

この場合入院日数は長くなります。

 

 

CTガイド下針生検の適応は、気管支鏡検査が困難と予想される病変や、

 

気管支鏡検査で診断が得られなかった病変などになります。

 

検査の感度は86%、特異度は98%程度です(文献9)。

 

 

すなわち、診断精度は気管支鏡より高いといえますが、偽陰性(正しい診断が得られない)となる能性は残ります

 

 

 

 

肺癌が疑われたら10.1.GIF - 77,264BYTES

 

 

 

 

上)CTを用いて位置決めをした後、穿刺針を病変部に挿入して検体を採取します。

 

この写真では、うつ伏せの姿勢で背中側から針を挿入しています。

 

 

 

 

肺癌が疑われたら10.2.GIF - 2,104BYTES

 

 

 

 

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